歳とともにお腹周りの贅肉が気になり腹筋をしたり運動をする機会を増やしているのに、なかなかお腹が凹まずお悩みの方も多いのではないでしょうか?
そのような方に是非オススメしたいのがピラティス!
なぜピラティスがオススメなのか?というとポッコリお腹の原因は皮下脂肪だけでなく、実は姿勢やインナーマッスルと大きく関係があるからなんです。
そしてピラティスは姿勢改善やインナーマッスルの強化に非常に優れているのです。
本記事では、ポッコリお腹のメカニズムの理解から、インナーマッスルの基礎知識やピラティスの効果を通してポッコリお腹の解消法を探っていきます。
Contents
まずはポッコリお腹の中身を理解すること
多くの方がポッコリお腹を見て脂肪がついたなぁ〜と思うでしょうが、原因が皮下脂肪であれば代謝が上がれば凹むはずです。しかし凹まないお腹には別の原因が潜んでいます。
まずはポッコリお腹の中身を理解し、それらを改善するためにはどのような対策が必要なのか?正しく理解することから始めましょう。
内臓が垂れ下がりポッコリお腹の原因に
ポッコリお腹は皮下脂肪の増加もさることながら、2つの大きな原因があります。
インナーマッスルの筋力低下や骨盤のゆがみから内臓があるべき位置よりも下がっていること。
猫背などの姿勢の悪化によるもの。
試しに肋骨を限界まで上に引き上げ、胸を斜め上へ引き上げて見てください。そうすると自然とお腹の中から薄くなる感覚があると思います。逆におもいっきり猫背にしてみてください。お腹に肉がたまることが確認できるでしょう。
猫背などの生活習慣によって姿勢を保つインナーマッスルが低下すると、胃から腸や子宮、膀胱などの内臓が下垂します。それらが下腹部に貯まると、保護機能が働き脂肪がつきやすくなるという悪循環が起きるのです。
すなわちポッコリお腹の解消には、代謝を上げることもさることながら、姿勢を良くするインナーマッスルを強化して内蔵を引き上げることが不可欠なのです。
ポッコリお腹を作る内臓下垂は、体調にも影響を与えます。各内蔵が圧迫され血流や臓器の働きが弱くなり、便秘、肩こり、頭痛、生理痛、腰痛などの不快な症状の原因となるので、健康面からもしっかりと改善する必要があります。
インナーマッスルってどんな筋肉?
筋肉はアウターマッスルとインナーマッスルの二種類があります。
アウターマッスルは体の外側を覆う筋肉で、腹筋や腕立て伏せなどで鍛えられる体を動かす筋肉です。対してインナーマッスルは体の深層部にある細かい筋肉で、関節がバラバラにならないようにつなぎ留め、姿勢を保ち体を安定させる役割を持っています。
インナーマッスルは肩関節、体幹部、股関節などにありますが、ポッコリお腹を解消するためには部分的でなく体全体のインナーマッスルを正しく働かせられるようにバランスよく鍛える必要があります。
ポッコリお腹を解消するインナーマッスル強化と姿勢改善はピラティスがオススメ
近年セレブやアスリートの基礎トレーニングに取り入れられることで知られるピラティス。
多くの著名人が取り入れるのは、単なるダイエットや筋力アップではなく、均整でバランスの取れた姿勢をつくり、体の軸を安定させ、しなやかで機能的な体を作ることが出来るためです。
また、ピラティスはヨガと比較されることが多いのですが、最も違う特徴としてヨガは腹式呼吸でありピラティスは胸式呼吸です。
ピラティスがなぜ胸式呼吸かというと、呼吸でお腹が膨らむ腹式呼吸では、腹筋をリラックスさせすぎるため体幹を不安定にさせてしまうからです。胸式呼吸では息を吸っている間もお腹は引き締まったままで体も安定します。そのためヨガに比べて姿勢をキープするインナーマッスルを効果的に鍛えることが出来るのです。