近年、スポーツや芸能ニュース、有名人のインスタグラムなどで話題に取り上げられることが多くなってきたピラティス。
70年前に1人のドイツ人によって唱えられた合理的で情熱的なボディーワークが、現代の最先端フィットネスとして多くの著名人を中心に伝わり注目を集めています。
本記事では、リハビリ生まれで何歳からでも出来るピラティスの効果を探っていきます。
Contents
バレエダンサーのようなしなやかで美しい姿勢へ
リハビリから生まれたピラティスは、70年前にマンハッタンで当時全盛であったモダンダンス界から圧倒的支持を受け広まりました。それらのプロダンサーたちは、ダンサーに求められるバランス感覚やしなやかな柔軟性をピラティス・メソッドが可能にしてくれると確信したのでしょう。
女性であれば誰もが1度はバレエダンサーのしなやかな美しさに憧れるのではないでしょうか?そのバレエダンサーの多くが基礎トレーニングとして取り入れているのが、ピラティスなのです。
しっかりとくびれたウエストラインとキュッと上がったお尻へ
ピラティスは体幹を徹底的に強化します。そのため内臓があるべき位置まで引き上がり、体の中からお腹をうすく引き締めます。腹筋が割れてもお腹が凹まないケースは表面のアウターしか鍛えられていないことが原因ですが、ピラティスを正しく実践している人はうすいお腹が特徴です。
ピラティスはインナーマッスルを強化し体を中から引き締めます。骨盤や脚が不安定にならないようにお尻のインナーマッスルが働くようになると丸くキュッと上がった形の良いお尻になります。脂肪の多い体型で体重を減らしたい場合には、合わせて食事に気を配り、有酸素運動を組み合わせるとよいでしょう。
モヤモヤしていた気分から自信に満ちた自然な笑顔へ
ピラティスは腹式呼吸を学ぶことから始まります。胸いっぱいに新鮮な酸素が取り込めるよう肋骨周りの筋肉がほどけリラックスして肺が大きく広がるようにストレッチを行います。
ピラティスをはじめて呼吸を学ぶと、今までの呼吸がいかに不十分であったか、正しい呼吸がいかに難しいか、そして正しい呼吸が出来ると驚くほどやる気が満ちてきて、なぜ心と体の結びつきに着目するピラティスが呼吸を重要視するかが理解できるようになるでしょう。
体のゆがみを治し、腰痛や肩こり、ひざ痛などの慢性痛を改善
オフィスワーカーや流れ作業の工場ラインで働く人、主婦の方々などは特に、一日の中で繰り返しの動作や固定された状態になることが多く、それらを長年毎日繰り返してきたことにより筋肉や骨格が偏った状態になりがちです。スポーツ選手においても、例えば野球選手であれば同じ方向にバットを振り続け同じ手で投げ続けるためアリメントが崩れ、緊張や怪我を招きやすくなります。ピラティスで体幹を鍛えて、背骨をしっかりと支えられる筋肉をつくり上げることで根本原因から解決します。
体を“中心”から鍛えることで、四股をスムーズにストレスなく動かすために必要な体の安定を獲得する事ができます。
大事なのは、エクササイズを指示に従って正確に、精神を集中させて行うことです。
骨盤底筋群の強化により治りづらい尿もれを改善
女性の悩みのひとつに、尿もれがあります。女性の尿もれの原因でいちばん多いのは「骨盤底筋」のゆるみ。私たちの骨盤のなかで保護されている内臓(膀胱・尿道・子宮・腟など)を支えているのが骨盤底筋という筋肉です。この筋肉が弱ると内臓が下がり、膀胱や尿道が圧迫されて尿もれを起こします。ピラティスはこの骨盤底筋をしっかりと鍛えますので、しっかりと実践すれば大体の尿もれはおさまります。